目をとじている時の世界がきれいだなんて、
そんなことば聞きたくなかったのに。

 

永遠にかなしいだけの、傷をください。
きみを抱きしめる両腕といっしょに。
拍動する心臓をにぎってください。
ぼくを見つめる君の両目の、
まばたきする薄いまぶたにくちづけを落とすその一瞬に。

 

あいしてると、その言葉すらとけていく。
ひかる星を見上げたままの首すじ。
波間をたゆたう白い羽根は、
いつかきみの、手にとどく。

 

 

 

 

 

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